ジメジメ梅雨でも安心!カメラをカビから守る湿気対策ガイド

梅雨の湿気はカメラの大敵!大切な機材を守る徹底対策

こんにちは!カメラ好きの皆さん、ジメジメとした梅雨の季節がやってきましたね。雨が降ったり止んだり、外出もしにくいこの時期ですが、実はカメラ機材にとっては一番注意が必要な季節です。

「久しぶりにカメラを使おうと思ったら、レンズにカビが…」「動作がおかしい?」なんてことになったら、せっかくの愛機が台無しですよね。湿気は電子部品や光学部品、金属パーツに悪影響を及ぼしやすいため、しっかり対策しておきたいものです。


なぜ湿気がカメラ機材にとって危険なのか?

  1. レンズやセンサーへのカビ発生

     高湿度の環境下ではカビ菌が繁殖しやすく、一度発生すると画質低下や最悪レンズ交換が必要になるケースも。

  2. 電子部品の故障

     結露や湿気によるショートで、カメラ本体の動作が不安定になったり完全に故障する場合があります。

  3. 金属部のサビ

     マウントやネジなどに錆が浮き、分解時に部品が固着してしまうのも湿気の怖い陰湿な影響です。


 

 

 

今すぐできる!徹底的湿気対策【必須アイテム&方法】

① 電気式防湿庫の導入

おすすめ度:★★★★★

  • 定湿湿度(40~50%RH)を自動キープ。

  • 容量も豊富で、機材が増えても対応可能。

  • 電源さえ入れれば管理が楽で、初心者にも安心。

  • 初期投資は必要ですが、長期的にはカビや故障リスクを防げるためコスパ良し。

② 簡易防湿庫(ドライボックス)+乾燥剤

おすすめ度:★★★☆

  • 初期費用を安く抑えたい人向け。

  • 短期保存なら十分効果あり。

  • シリカゲルなどの乾燥剤が必要&交換がちょっと手間。

  • 普段使いより、移動用バッグに入れておくのにも便利。

③ 乾燥剤(シリカゲルなど)の活用

  • バッグ内や防湿庫内に入れておけば、湿度の拡散を防ぎます。

  • カメラ用乾燥剤は再利用可能タイプもあり経済的。

  • 取り換えや再生(レンジ加熱等)が必要なので時々メンテを。

④ カメラバッグ選びと保管方法

  • 通気性の良い場所で保管:バッグに入れっぱなしは湿気が籠りがち。

  • 撥水/防水バッグを選ぶと、突発的な雨でも安心。

     ※ただし、完全防水ではないので過度な安心は禁物。

⑤ 撮影後のメンテナンス

  1. 外装の拭き取り:雨濡れや手汗は放置せず、速やかに拭く。

  2. 乾燥:帰宅後は急いで防湿庫には戻さず、風通しの良い陰干しがベスト。

  3. レンズやフィルター掃除:専用のクロスやブロアーで丁寧に。


これだけは避けたい!NG湿気対策

  • シリカゲルとの密閉状態を保ちすぎる → グリスが乾燥して動作不良を起こす可能性あり。

  • 直射日光で乾燥を試みる → 高温で電子部品やレンズコーティングがダメージを受けることも。

  • 密閉容器+乾燥剤なし → 湿気がこもり逆効果。

  • 使い捨てカイロを直接機材に触れさせる → 熱や化学反応で思わぬ変形・故障に。


コストを抑えて対策する裏ワザ&プチアイデア

  1. 100円ショップなどの密閉容器とシリカゲル脱酸材

     → シリカゲルは100円均一でも売っています。繰り返し使えるタイプならかなりお得。

  2. 塩糟(えんかす)を利用する方法(伝統技!)

     → 暑さの残る日本の気候では、塩糟は湿気を吸収しやすい資材として古くから活用されてきました(ただし匂い移りのリスクあり、風通し管理は必須)。

  3. 米びつ専用除湿剤のリサイクル

     → 食品用除湿剤を乾燥材として再利用。密閉容器とセットで効果あり。

  4. 乾燥材の“電子レンジ再生法”

     → 少し湿ってきたら電子レンジで乾燥→再利用OK。

     ※密閉容器に乾燥材ごと入れると効果的で、金額も新品と比べてかなりリセットコストが低く済みます。

  5. 小型除湿機やドライヤーを活用

     → 部屋の湿度を下げることで、カメラ周辺の結露リスクを軽減。壁から遠ざけるなど配置に注意すれば換気が難しい時期に有効。

  6. 新聞紙の湿度調整効果を活用

     → 新聞紙は湿気を吸収する作用あり。バッグ内に敷くことで余分な湿気を吸い取ります。※ただし印刷インクの匂いが苦手な人は要注意。


電気式防湿庫 vs ドライボックス(簡易防湿庫)〜どっちがいい?

項目 電気式防湿庫 簡易防湿庫(ドライボックス)
湿度管理の精度 自動で40–50%に設定 乾燥剤次第、一定湿度キープは難しい
手間 電源を入れて収納するだけ 定期的に乾燥剤管理が必要
初期費用 数万円から 数千円~と低価格
電気代 微量の電力消費 不要
保存可能な機材量 多め 小~中量
継続コスト 電力+乾燥剤の交換 乾燥剤再生・交換代のみ
おすすめな人 本格派、複数機材保有者 少量機材、初めて防湿対策したい人

気をつけえておきたい注意点:湿気対策で避けたいこと

  • 急冷&急乾は機材を傷めることがあるため避けましょう。

  • 過剰除湿(40%RH以下)はグリスなど光学部品の潤滑に影響する可能性あり。

  • 直射日光に晒す保管は絶対NG。塗膜・電子部品・ゴムリングにダメージを与えます。


まとめ ❗️

  • 梅雨はカメラ・レンズにとって「要注意期間」。

  • 電気式防湿庫が最強の選択。

  • コスト重視ならドライボックス+乾燥剤でも十分対策可能。

  • 乾燥剤再生小ワザや、新聞紙・塩糟の活用など、工夫次第で節約しつつ湿気対策ができます。

  • 日々の撮影後の拭き取りや陰干しこそ、性能維持に最も大切なステップです。

「備えあれば憂いなし」。しっかり対策して、この梅雨も安心・快適なカメラライフを送りましょう!

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